魚屋さんの豆知識

おいしい魚介にはワケがある!ここでは、サイバラ水産の魚介を、もっとおいしく味わっていただくための、
魚介にまつわる豆知識をご紹介します。

豊かな自然が育んだ栄養の宝庫!海のミルク・カキ

海のミルク・カキ

ふっくらプルンとした食感と濃厚でクリーミーな味。“海のミルク”とも呼ばれるほど栄養豊富な「カキ」は、欧米においても唯一生でも楽しまれている魚介です。ここでは「カキ」に関するちょっとした豆知識をご紹介します。

カキの種類と産地

カキの種類

日本で食用されているカキの代表格は「マガキ」で、日本で「カキ」といえば「マガキ」を指します。「マガキ」は、北海道から九州まで各地に分布し、北海道など高緯度に分布するものほど大型で殻が白く、低緯度のものは小さめで黒色です。
他には、サイズが大きく主に夏場に食べることから「夏ガキ」とも呼ばれる「イワガキ」、「マガキ」によく似たもので有明海岸の準特産品である「スミノエガキ」、ヨーロッパ原産で極僅かしか養殖されていない「ヨーロッパヒラガキ」などの、数種類のカキが流通しています。

カキの産地

カキの産地として有名なのは「広島」「宮城」。生産量でも、広島が6割近くを占め、次いで、宮城、岡山の順となっています。北海道でも道東の「仙鳳趾(せんぽうし)」や「厚岸(あっけし)」産は、食通から高い人気を得ています。
 その秘密は、外洋に近いため潮の流れが早く、また、牡蠣の成長を助けるプランクトンが多く、最良の環境で成長できるから。旨み成分である「グリコーゲン」も仙鳳趾や厚岸産は多く含んでいるので味は濃厚でクリーミー。身のなかに水分が少ないため加熱しても小さくなりにくいのも特長です。

世界におけるカキ

世界におけるカキ
ヨーロッパの市場でも、さまざまな魚介に混じってカキが売られています。

カキの生産量は中国が断トツで、世界のほぼ4分の3を占めています。2位が日本、3位がアメリカです。((財)広島市農林水産振興センター水産部HPより)
欧米諸国では生で魚介類を食べる習慣がないことで知られていますが、カキだけは別。アメリカ、オーストラリアをはじめ、イタリア、フランスなどでは、レモン汁をかけて生で食べたり、焼いたり、ワイン蒸しにしたりと様々。中国や韓国では、オイスターソースなど、身よりはむしろエキスが活用されています。

「Rの付かない月に食べるな」は本当?

欧米では「Rの付かない月(5月~8月)にはカキを食べるな」ということわざがあり、日本でも「花見を過ぎたら食べるな」と言われてきました。よく「牡蠣が毒性を持つから」という伝聞がありますが、これは少し間違った解釈です。


その昔、ヨーロッパでは輸送時にカキの温度管理ができず腐ってしまったことがありました。こうした事を無くそうと広まったのが前述の言葉(一部では法律にもなっていたとか)。また、「産卵の準備に入るためカキの味が著しく悪くなるから」という解釈もありますが、例えば夏カキ(岩がき)は7~8月が旬ですし、こちらも一概には正しいとは言えません。現在は輸送技術も発達しRの付かない月でも南半球から空輸することも可能ですし、養殖技術も進化して殺菌処理能力も向上していますので、一年中牡蠣を食べることが可能です。現代において「Rの付かない月にはカキを食べるな」という言葉はこの限りではないのです。

海のミルク、カキの栄養素

別名を「海のミルク」と呼ばれるように、カキには栄養素がぎゅっと詰まっています。

カキに含まれる栄養素

・タウリンをはじめ、20種類にも及ぶアミノ酸
・B1、B2、B12など、10数種類にも及ぶビタミン
・カルシウム、鉄、亜鉛をはじめとするミネラル…など
※とくに亜鉛の量は、他の二枚貝の10倍以上、食品の中でもトップクラスです。


「タウリン」は、血圧や血中のコレステロール値を下げ、高血圧症や、動脈硬化など成人病の予防に。また「鉄」は、女性に多い鉄欠乏姓貧血の予防に効果的です。

カキを安全に、おいしく食べるために

仙鳳趾、厚岸産カキの開け方

カキは、「カキナイフ」と呼ばれる専用ナイフやご家庭のキッチンバサミ、包丁で開けられます。ただし、殻で手を切る場合がありますので、必ず軍手をするなどして十分に注意しましょう。

【キッチンバサミと包丁を使用する場合】
キッチンバサミでカキの殻の先端部分を少し取る。
  • (1)キッチンバサミでカキの殻の先端部分(貝が開くほう)を少し切り取る。

殻の平らな面を上に向け、切り取った口から包丁を差し込む。
  • (2)殻の平らな面を上に向け、切り取った口から包丁を差し込む。

包丁を殻ごと持ち上げるように、テコの原理を利用して開く。
  • (3)包丁を殻ごと持ち上げるように、テコの原理を利用して開く。
【専用のカキナイフを使用する場合】
  • (1)殻の割れ目を探す。(見つからない場合は、先端部分をキッチンバサミで切るか、カナヅチで割る)
  • (2)殻の平らな面を上に向け、ナイフの刃を上下の殻の隙間から差し込む。
  • (3)ナイフを持ち上げるようにして、テコの原理を利用して開く。

食べ方のコツ

生食の場合
商品到着後、すぐにお召し上がりください。
カキを開ける際、身に殻などが付着した場合には、水道水で軽く洗い流してからお召し上がりください。
加熱する場合
ガスレンジで焼く場合、カキをアルミホイルで巻いてから焼くと、殻が飛び散らず、手間がかかりません。 電子レンジで加熱する場合、皿の上にカキを乗せ、ラップをかけて加熱してください。カキの口が開けば、加熱終了です。

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